第一回 基礎知識 —音名と階名—
- 音の名前
1オクターブ高くなるということは振動数(Hz)が2倍になるということです。西洋音階では1オクターブを12等分して音をつくっています。ピアノでは白鍵と黒鍵あわえて1オクターブ内に12コ、ギター、ベースでは1オクターブ内に12フレットあります。
じゃあ音に名前をつけましょう!
名前のついていない音、つまりピアノの黒鍵の音はC♯またはD♭というように隣の音に♯や♭をつけてよびます。
C, D, E・・やハニホヘ・・を”音名”といい、音の絶対的な名称です。ちなみにAは440Hz。
- メジャースケールと階名
今度は名前がついた音の間隔に注目してみましょう。
全音間隔のところと半音間隔のところがあります。Cからその間隔をみてみると「全全半全全全半!」。声に出して言ってみましょう。
1オクターブ内で「全全半全全全半」の間隔で並ぶ音列を”メジャースケール”といいます。このメジャースケール、「全全半全全全半」の間隔を保っていれば、C以外から始めてもいいんです。ためしにFから始めてみましょう。
FからはじめるとBがB♭になっています。
CからはじめたメジャースケールをCメジャースケール、FからはじめればFメジャースケールとよびます。
メジャースケールの上の音に名前をつけます。1度、2度・・やドレミ・・は階名といい、音の相対的な名称です。
Fが1度のときはAが3度、Cが1度のときはEが3度です。
1度のことはルートともいいます。
- ポイント
音名(CDE・・)と階名(123・・)
メジャースケールと「全全半全全全半」