リズム感補完計画

2018年1月4日

shiro4

こんにちは。シロ助です。
みんな新世紀エヴァンゲリオンは好きかな?

リズムって難しいよね。リズム感はある人とない人がいるみたい。
リズム感は生まれ持ったものや幼少期の環境もあるかもしれないけど、トレーニングでレベルアップすることもできると思うんだ。

だれもがマイケルジャクソンみたいなリズム感をすぐに身につけられるわけではないけれど、正しいトレーニング法で練習を積めば、少しずつリズム感が補完されていくはず!

—もくじ—

  • [STEP 0]リズム感概念図
  • [STEP 1]拍を割る
  • [STEP 2]拍を作る
  • [STEP 3]リズムにのる

それでは、リズム感補完計画、スタート! (pdf版はこちら




  • [STEP 0]リズム感概念図

 

rythmfig01

リズム感について考えてみると、基礎能力と、発展能力にわかれます。

基礎能力は2つ。「拍を作る力」と「拍を割る力」。
その二つが身に付いていると、「リズムにのる」ことが出来るんだ。

「リズムにのる」が出来ることは、演奏をする必須条件だね。

さらに、「前ノリ、後ノリ」を理解・体現したり、ウラで感じることができたり、音の長さや深さを意識したりするのが、リズム感の発展能力。
これができるとより良い演奏になるよ。


 

  • [STEP1]拍を割る

まずは、拍を割るトレーニング!。
このトレーニングは一般的に良く知られているので、やったことがある人もいるかもしれません。まさに基本!絶対に出来るようにしましょう。

1.確認

メトロノームで以下のリズムを確認しましょう。(♩=60~150)

rythmfig02

 

2.練習

メトロノームを4分でならしながら、両手で机をたたきます。
R=右手、L=左手、○=アクセント (♩=60~150)

rythmfig03



 

  • [STEP2]拍を作る

次に、拍を作るトレーニング!
拍を作る力は、出来る人は初めからできて、出来ない人は意識することすらしないので、あまり知られていません。

ここで紹介する拍を作るトレーニング法は、ドラマーの杵渕政希さんに教わりました。メトロノームの音を耳で聞きながら(目で見るのではない!)、自分で拍を作っているのを実感しましょう。自分が作る拍に合わせてメトロノームが鳴っている感覚です(感覚で解説するのは良くないですかねー)。

1.4つ

確認 (♩=160~360 4回に1回アクセントが入るやつ)

rythmfig04

 

練習 (♩=40~90)

rythmfig05

 

2.3つ

確認 (♩=120~240 3回に1回アクセントが入るやつ)

rythmfig06

 

練習 (♩=40~80)

rythmfig07




 

  • [STEP3]リズムにのる

最後のステップはリズムにのること!
曲を聞きながら、リズムにのってみましょう。

1. Swing(4ビート) 『Isn’t She Lovely/Sony Rollins』

さあ、1曲目はノリノリのこの曲!スウィングを感じましょう!

rythmfig08

 

2. Rock 8ビート 『12:51/The Strokes』

つづいてロックなナンバー!ロック系の基本リズム、8ビートです。

rythmfig09

 

3. Rock 8ビート シャッフル 『Last Night/The Strokes』

次もロックなナンバーだけど、ハネるリズム、シャッフルだ!

rythmfig10

 

4. funk 16ビート シャッフル 『Sunday Morning/Maroon5』

ファンク系の基本、16ビート!Maroon5はロックバンドだけど、16ビートのトレーニングに良い感じなのでこの曲にしたよ。ハネてるよー。

rythmfig11

 

5. Funk 16ビート イーブン 『Beneath the Surface/Incognito』

今度も16ビートだけど、今度はイーブンだ。均等に刻む感じだよ。

rythmfig12


 

6. Bossa Nova 『The Girl From Ipanema/Stan getz & Joao Gilberto』

ボサノバだ。ゆったりと。ジャズでは楽譜は4拍子で表記されることが多いけど、リズムは2拍子であることに注意!

rythmfig13

 

7. Latin 『mi gente/Fnia All Stars & Hector Lavoe』

次はラテンだよ!ノリノリ!
ジャズの世界では、ラテンというとキューバ系のリズムを指すことが多いです。ラテン音楽って、一般的にはキューバ系もブラジル系も全部総称した名称なんだけど、ジャズの世界だとラテン=キューバ系と、狭義に使われることが多いよ。
これも2拍子であることに注意だ!

rythmfig14

 

8. Waltz 3拍子 『Someday My Prince Will Come/Bill Evans』

3拍子の代表格、ワルツだ。これも拍の1つ1つはハネていて、スウィングしてるんだ。

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9. 5拍子 シャッフル 『Take five/Dave Brubeck』

変拍子に突入!まずはシャッフル(スウィング)している5拍子だ。
名曲、Take fiveだね。
5拍子の多くは、3拍+2拍としてとらえるよ。

rythmfig16

 

10. 5拍子 イーブン 『Seven Days/Sting』

今度はイーブンの5拍子だ。これも3拍+2拍ととらえよう。
(下図の、3連表記となっているところは間違いです。イーブンなので。)

rythmfig17

 

11. 7拍子 イーブン 『Fly Me To The Moon/akiko』

最後は7拍子だ!
エヴァのエンディングでもあるこの曲がトリを飾るというのは運命かしら。天才アスカ様なら7拍子でも歌える!?
7拍子は4拍+3拍ととらえることが多いよ。
(akikoの原曲は著作権の関係で動画アップできませんでした。管理人を含むアマチュアバンドの演奏音源ですが、ご了承下さい。)

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以上です。
少しずつトレーニングをして、リズム感を補完していこう!

 



Posted by シロ助